松村北斗の連載を読んで

衝撃。私の体を揺さぶったのはそれ。

元々彼のファンであるが

彼の連載を初めて見たのはつい最近の事だった。

彼の名前は松村北斗1月にジャニーズ事務所からデビューしたSixTONESのメンバーである。

ジャニーズといえばキラキラな王子様アイドルを思い出すと思うが彼は違う。いや彼のグループは違う。キラキラよりオラオラという言葉が似合うそんなグループである。

しかし彼はジャニーズ屈指のカルチャー好き。

その肩書きで東海ウォーカーで連載を持っている。 

今この文章を書きながら思い出すのは彼の1回目の連載。実はこの文章は彼の1回目の連載を真似して書いている。彼は東海ウォーカーの連載のオファーを聞いて衝撃受けた。そして私はその連載を読んで衝撃を受けた。そんなシナリオである。

ここからは私の文章でそのシナリオを書こうと思う。

私が最初に読んだのは『親子の難問クイズ』

という題名の彼にとって2回目の連載だった。

何故彼が連載に「アトリエの前で」という名前をつけたのか説明をするそんな内容から始まった。

読み進めていくと彼はこう書いていた。

『僕はうんち。』

こいつは何を書いているのだろう。そう思った。

しかしながら彼は自虐ネタとして書いたわけではなく真剣に書いたようだった。

それは  「僕はどうやって生まれたの?」

幼き日の彼の質問に対した両親からの冗談。

それがその言葉の真相だった。

それにしても馬鹿げた話だと思いつつ読み進めると彼は連載の最後にこう書いた。

「そっくりな笑顔がこの問題を集結させた」

この文章を通して彼は読者に何を伝えたかったのだろうか。

「僕はどうやって生まれたの?」

それは誰もが通る親子のQ&Aだ。

彼が書いた最後の文章。それは

「僕はどうやって生まれたの?」の問題に対して彼が大人になって気づいた幼き自分へのアンサーだったのだ。

私は途中で彼の両親からの冗談が真相であったと、そう書いた。しかし幼き彼の問題に対しての答えは両親からの冗談ではなかった。

彼は大人になるまでその問題の答えを見つけていなかったのだ。

彼は最後に大人になるにつれ真実を知り、

答えにたどり着いたことを読者に伝えたかったのだろう。

私の幼き日の問題もまだ集結していないのかもしれない。これから見つけていくのかもしれない。

私はそう思った。彼の文章をもっと読みたいと思った。

彼は書き手において全くの素人だ。

しかし彼の文章はもっと読みたいという私の気持ちを掻き立てたのだ。私は衝撃を受けた。

彼が最後に書いた幼き日の問題に対してのアンサー。

それが私が最初に書いた衝撃のアンサーであった。